ニュース 電子 作成日:2011年3月30日_記事番号:T00029098
パソコンに搭載される光ディスクドライブ(ODD)は、読み取りヘッドの生産を日本企業にほぼ依存しており、東日本大震災による操業中断で供給が滞れば、ODD生産への影響は避けられない見通しだ。ODD組み立てメーカーは、読み取りヘッドの在庫が5月分までしかなく、6月以降の需要期に対応できない可能性が出てきた。30日付電子時報が伝えた。
これを受け、ヒューレット・パッカード(HP)、宏碁(エイサー)などパソコン大手は、13.1インチ以下のノートPCでODD搭載機種の割合を減らし、急場を乗り切る方針を固めた。
ODD読み取りヘッドは、ソニー、東芝、三菱電機、シャープなどが生産しているが、震災による操業中断や停電の影響が表面化している。ソニーの場合、ブルーレイディスク用の読み取りヘッドを生産する工場が地震の影響を受け、出荷ができない状況に陥っている。ODD読み取りヘッドは高い技術水準が求められ、中国などに調達先を切り替えるわけにもいかず、PC業界は当面苦しい対応を迫られそうだ。
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