ニュース 金融 作成日:2011年3月31日_記事番号:T00029113
政府系の合作金庫商業銀行は30日、董事会で金融持ち株会社への転換を決議した。台湾で16番目の金融持ち株会社となり、総資産約3兆元(約8兆4,000万円)で、業界4位の規模となる。6月の定時株主総会での承認を目指す。31日付工商時報が報じた。
合作金庫銀は、金融持ち株会社に移行後、台湾金融控股、国泰金融控股、富邦金融控股に次ぐ規模となる。また、政府系金融持ち株会社としては、台湾金融控股、兆豊金融控股、華南金融控股、第一金融控股に続き5社目となる。
合作金庫銀の劉灯城董事長は「持ち株会社の発足後、政策的な必要があれば、合併買収を進めることも可能だ」と述べた。
同行は資金力に加え、政府が経営権を完全掌握している強みを生かし、金融再編を主導することになりそうだ。
同行はまた、金融持ち株会社の今年11月までの発足に合わせ、証券子会社を設立する方針だ。これにより、銀行、証券、保険、投信業務を傘下に収めることになる。
合作金庫銀と発足する金融持ち株会社の株式交換比率は1対1になると見込まれる。グループ各社の株式交換作業は、100%子会社と合弁子会社の2段階に分けて進められる。BNPパリバグループと合弁の合作金庫人寿保険については、第2段階で株式交換が行われる。
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