ニュース 電子 作成日:2011年3月31日_記事番号:T00029134
聯発科技(メディアテック)傘下のIC設計会社、揚智科技(アリ)は、中国政府が推進する三網融合(通信・放送・インターネットの融合)商機を好感し、早ければ第2四半期にもHD(高精細度)セットトップボックス(STB)向けシングルチップ「M3701G」の出荷を始めるようだ。同社は同製品を23〜25日開催の中国国際放送情報ネットワーク博覧会(CCBN)で発表。証券会社は、欧州の需要不振による打撃が和らぐと指摘した。31日付蘋果日報が伝えた。
林申彬アリ総経理は、「M3701G」はオープンアーキテクチャを採用し、デュアルコアのCPU(中央処理装置)を搭載して処理スピードを向上したと語り、三網融合関連商機に意欲を示した。
証券会社によると、同社は今年、中国だけでなく、新興市場の出荷比率が高まり、毎四半期増収となる可能性がある。これまでは南欧が出荷比率の30%を占め、成長が困難だった。オフシーズンに当たる今年1〜2月の同社売上高は、前年同期比53%減の4億4,100万台湾元(約12億円)だった。第1四半期は当初予測の6億5,100万元を上回る7億元も期待でき、第2四半期は2けた成長が見込まれる。
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