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中裕新薬、抗エイズ新薬の第2相臨床試験順調


ニュース 医薬 作成日:2011年4月1日_記事番号:T00029147

中裕新薬、抗エイズ新薬の第2相臨床試験順調

 潤泰集団が出資する中裕新薬(タイメド・バイオロジクス)の張念原執行長は31日、同社が開発した抗エイズ治療薬TMB−355の第2相臨床試験の結果について、米食品医薬品局(FDA)から前向きな評価が得られ、6月末にも第2相試験の終了会議を開いた後、年内に第3相臨床試験に着手する見通しであることを明らかにした。1日付経済日報が伝えた。

 市場関係者は、第2相臨床試験の終了で、同社は海外の大手製薬メーカーへの技術移転を有利に進めることができ、4億2,000万米ドルの権利金収入が見込めると試算した。

 同社は2007年に設立され、主に抗エイズ治療薬の研究・開発を行っている。昨年の純損失は2億3,800万台湾元(約5億7,000万円)だった。

 張執行長は「FDAはTMB−355静脈注射型の効果を認めており、第3相試験では対照グループによる試験が必要なくなった。患者300人に対する第3相試験を終えれば、新薬の申請が可能になる」との見通しを示した。