ワイズコンサルティング・グループ

HOME サービス紹介 コラム グループ概要 採用情報 お問い合わせ 日本人にPR

コンサルティング リサーチ セミナー 経済ニュース 労務顧問 IT 飲食店情報

HDDオファー価格、Q2に5〜10%上昇も


ニュース 電子 作成日:2011年4月1日_記事番号:T00029161

HDDオファー価格、Q2に5〜10%上昇も

 1日付電子時報がハードディスクドライブ(HDD)メーカーの話として報じたところによると、東日本大震災後に小売り向け価格が平均10〜15%上昇したのに続き、ノートパソコン受託メーカー向け価格も第2四半期に5〜10%上昇する見通しだ。第2四半期は例年オフシーズンに当たる上、今年は供給できる量も限られ、出荷量は例年の1億6,000万台余りには届かず、1億台前後にとどまる可能性もある。

 HDDの主要部品には、磁気ヘッド、プラッター、モーター制御チップなどがある。業界関係者によると、モーター制御チップを供給する米テキサス・インスツルメンツ(TI)の日本工場3基が東日本大震災で深刻な被害を受け、9月まで出荷を再開できない見通しだ。供給2番手のSTマイクロエレクトロニクスの生産能力も需要を満たせるほどではない。ハードディスク、ハードディスク用基板の古河電工、神戸製鋼の供給にも影響が懸念される。

 こうした中、HDDは第3四半期初めに各社が新製品発売を予定しており、原材料・部品不足がHDD価格の上昇を招く見通しだ。