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台中加工輸出区、廃水に発がん性物質


ニュース 社会 作成日:2011年4月6日_記事番号:T00029169

台中加工輸出区、廃水に発がん性物質

 台中加工輸出区周辺の地下水から発がん性物質のトリクロロエチレン、テトラクロロエチレンが基準値の12倍の濃度で検出され、台中市政府環境保護局は工場の廃水が原因とみて、汚染源の特定を急いでいる。2日付聯合報が伝えた。

 汚染面積は潭子区、北屯区の南北3キロ、東西2キロの範囲に及んでおり、約30万人が住んでいる。
環境保護局は、工場2カ所が汚染源とみており、周辺住民には地下水の使用禁止を呼び掛ける一方、地下水を使ったプールを閉鎖する措置を取った。

 台中加工輸出区は1971年に設置され、台湾でも最も古い加工輸出区として知られる。進出企業は48社で、うち26社が独自の汚水処理施設を設けている。

 一方、胡志強台中市長は3日、「2週間以内に汚染源を特定するとともに、汚染地域には給水車を出し、生活用水を供給する」と述べた。