ニュース その他製造 作成日:2011年4月6日_記事番号:T00029177
5日付工商時報によると、国際パルプ(短繊維)価格の上昇を受け、永豊餘造紙や中華紙漿(中華パルプ)、台湾紙業など製紙各社は4月から文化用紙を約1年ぶりに値上げする。既に顧客に通知を行ったもようだ。上げ幅は約5%で、アート紙と上質紙は1トン当たり3万9,500台湾元(約11万円)以上と昨年3月の水準を回復したとみられる。
国際パルプ価格は過去、15カ月連続で上昇、昨年下半期に上昇が一服した後、今年に入り再度上向いていた。過去1年間値上げを凍結していたことについて製紙業者は、輸入紙による脅威を理由に挙げた。特にインドネシアメーカーの低コストコピー用紙などが大量に台湾に流入しており、価格面での競争から台湾メーカーは値上げに踏み切れなかったという。
なおアート紙では、台湾市場を圧迫していた日本メーカーが東日本大震災で生産能力にダメージを受け、これを商機と見る韓国メーカーが日本市場に注力するため、台湾メーカーはしばらく一息つけると工商時報は指摘している。
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