ニュース 石油・化学 作成日:2011年4月6日_記事番号:T00029181
亜洲聚合(アジア・ポリマー、APC)は1日、高雄市にエチレン酢酸ビニル共重合樹脂(エチレン・ビニル・アセテート、EVA)新工場設置を検討していることを明らかにした。観測によると年産能力は12万トンで、投資額は40億〜50億台湾元(約116億〜146億円)。製靴、農業用ビニールシート、太陽電池用フィルム材料などに広く使用されるEVAは、中国市場での需給ひっ迫により昨年下半期から価格上昇が続いている。亜洲聚合は、新工場完成により年間100億元を超える増益が見込めると証券会社は予測している。2日付経済日報が伝えた。
証券会社によると、亜洲聚合は現在2本のEVA生産ラインを保有し、月産能力は約4,500トン。EVAは価格の上昇により、同社売上高の約60%を占めている。高雄新工場計画は、2013年に予定される台湾中油の第6ナフサ分解プラント(通称六軽)の稼働により原料供給が増えると見込んでのもの。
なお、台湾EVA3大メーカーの台湾塑膠工業(フォルモサ・プラスチックス)、台聚集団(USI)、亜洲聚合の中国向け出荷量は、同国のEVA輸入量の45〜50%を占める。
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