半導体パッケージング・テスティング（封止・検査）最大手、日月光半導体製造（ＡＳＥ）は、欧米の景気回復を受け、工場拡張計画を経済部に提出したもようだ。半導体関連工場が集まる高雄市楠梓加工出口区（輸出加工区）の第２園区で用地２ヘクタールを取得する構えで、投資額は３～４年で８億～９億米ドル、５月にも着工予定とみられる。６日付工商時報が報じた。
同社は昨年、楠梓電子（ＷＵＳ）から楠梓加工出口区の工場兼オフィスビルを取得し、Ｋ15工場として操業を開始した。昨年５月末に着工した新工場Ｋ12は、今年下半期に稼働する見通しだ。これらを受け同社は、高雄エリアの今年の売上高を昨年比５割増の30億米ドルと見込んでいる。
