ニュース 社会 作成日:2011年4月7日_記事番号:T00029197
清明節連休でにぎわった高雄市の観光名所、澄清湖で4日、誤って湖に転落した女性に気づいた釣り人が、自身は泳げないことから機転を利かせ、「釣って」助けるという一幕があった。神業のような釣り技術を披露した釣り人は「大きな魚が釣れるよりうれしい」と人助けができたことを喜んだ。
澄清湖で釣りを楽しんでいた沈さんは同日午前10時ごろ、「ドブン」という音を耳にした。湖を見渡すと、40歳くらいの女性が湖岸から約5メートルの水面で浮き沈みしているではないか。困ったことに沈さんは泳げない。とても飛び込んで救助する勇気は出ない。そこで釣りざおを投げ入れたところ、見事女性のズボンに針が引っ掛かった。釣りざおを真っすぐに保ったままゆっくりと糸を巻き上げて女性を湖岸まで引き寄せた後、119番通報した。
到着した消防隊員に引き上げられた女性は呼吸も脈拍もなかったため、心肺蘇生法(CPR)を施された。その後、長庚紀念医院に搬送され、午前11時過ぎには心臓が再び動き出し、一命を取り留めた。
釣り具業者によると、釣り糸は1ポンド当たり0.54キログラムの力に耐えられるので、通常50キログラムの魚が水中で動いていても大丈夫だ。この女性は50キロほどで、浮力を考えると30キロ程度の荷重しかかからず、魚と違って暴れることもなく、成功する可能性が高かったとのことだ。
ただ、釣り針が女性の衣服にちょうど引っ掛かるかどうかは別問題。釣り人の腕前か運の良さかは不明だが、女性にとっては立派な命の恩人だ。
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