ニュース 医薬 作成日:2011年4月7日_記事番号:T00029204
中天生物科技(マイクロバイオ)が45.9%を出資する子会社、泉盛生物科技は6日までに、中央研究院からアレルギー疾患用の抗体新薬「Anti−CemX」の独占的な技術移転と開発権利を取得する契約を結んだ。泉盛生物科技は技術移転料として200万米ドル、研究の進展に応じて500万米ドルを中央研究院に支払う。7日付工商時報が伝えた。
同新薬はアレルギー症状の原因となるIgE抗体の生成を抑え、血液中のIgE抗体値を下げることで、アレルギー症状を防ぐものだ。
今回の技術移転契約は、台湾のバイオ医薬品業界では過去最高額となる。泉盛生物科技の路孔明董事長は「Anti−CemXはまだ動物実験段階にあり、2年後をめどに人体臨床試験を行うことになる」と説明した。
泉盛生物科技は、マイクロバイオから経営分離した企業で、資本金は15億台湾元(約44億円)。マイクロバイオのほか、富邦金融控股、新光金融控股、潤泰集団などが出資している。
世界アレルギー機構(WAO)の試算によると、世界人口の5分の1に相当する13億9,000万人にアレルギー症状があり、アレルギー関連の医薬品は年間200億米ドルの市場規模がある。
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