ニュース その他製造 作成日:2011年4月7日_記事番号:T00029207
ガラス最大手、台湾玻璃工業(台湾ガラス、台玻)は先ごろ、中国・安徽省のガラス工業団地、鳳陽硅工業園区で1億2,000万米ドルを投じて建設する板ガラス工場の起工式を行った。4月末には同省滁州市のタッチパネル用ガラス工場建設計画(投資額1億米ドル)で同省政府との契約締結を予定している。7日付経済日報が伝えた。
同紙とのインタビューで林伯豊董事長は、安徽省で生産拡大を進める理由について、輸送コストを考慮した結果、南京市から300キロメートル圏内の生産拠点が必要だったこと、およびガラス原料の珪砂(けいしゃ)が産出されることを挙げた。
同社の中国事業売上高は2009年に台湾事業を超えた。林董事長は「台湾の自動車・建築用板ガラスの当社シェアは85%だが、中国ではまだ10%に満たず、さらに成長の余地がある」と述べた。
なお、東日本大震災による同社への発注切り替え効果の有無について、林董事長は「板ガラスにはないが、ガラスクロスは受注が増えてフル稼働となっている」と述べた。また、日本でのガラスクロス生産が半年以内に回復することは難しいとの見方を示した。
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