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封止・検査大手3社、3月は増収【図】


ニュース 電子 作成日:2011年4月8日_記事番号:T00029253

封止・検査大手3社、3月は増収【図】

 半導体パッケージング・テスティング(封止・検査)大手3社の3月連結売上高が7日までに出そろい、日月光半導体製造(ASE)と矽品精密工業(SPIL)は前月比2けた増、力成科技(パワーテック・テクノロジー)も小幅増ながらハイシーズンだった昨年9月の水準を回復した。8日付経済日報が伝えた。

 ASEの3月連結売上高は165億2,700万台湾元(約484億円)で前月比19.1%増、前年同月比4.3%増となった。本業のみの売上高も、同月は109億9,500万元で前月比16.7%増、前年同月比9.9%増となった。

 一方、台湾内外からの受注が増加したSPILの3月連結売上高は前月比14.2%増の50億4,100万元、パワーテックは前月比3.28%増の33億600万元だった。

 今後の見通しについてASEとSPILは、東日本大震災が半導体業界に及ぼす影響が未知数だとして、慎重視する姿勢を見せている。ASEは、4月いっぱいは影響が出ることはないが、5月以降は、日本の川上メーカーの復旧、計画停電の実施状況次第でサプライチェーン断絶の懸念が浮上する可能性があるとしている。