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新竹名物「貢丸」大食い大会、賞品は「一生分」でうんざり


ニュース 社会 作成日:2011年4月11日_記事番号:T00029258

新竹名物「貢丸」大食い大会、賞品は「一生分」でうんざり

 新竹で有名な食べ物といえば、「米粉(ビーフン)」以外では「貢丸(コンワン)」が挙がる。貢丸とは、豚ひき肉で作った直径3センチほどの肉団子のことで、鍋料理やスープなどの具材として人気がある。


100個の貢丸は1.8キログラムにも。食べ残した分は「お持ち帰り」となった
(新竹市政府リリースより)

 中華民国100年の100日目に当たる4月10日、新竹市政府は「慶百年、愛台丸」と題した祝賀イベントで、新竹名物である貢丸の大食いコンテストを開催した。「100分以内に100個完食」を目指すというもので、完食者には100年分の貢丸(1日1個、計3万6,500個、27万台湾元相当)と賞金5,000元が贈られる。貢丸は2カ月ごとに60個ずつ支給されることになっており、長生きすればするほど「お得」というわけだ。

 このコンテストに参加したのは、11歳から64歳までの老若男女100人。参加者は各自、100個の貢丸が盛られたバケツを抱えて挑戦。10分も経たないうちに、「もう食べられない!」と大半の参加者がギブアップする中で、台北から参加した台北科技大学の男子学生、呂彦徳さん(22)が、67分37秒で見事完食して優勝した。

 「まさか優勝できるとは思わなかった」と言う呂さんは、日ごろから1度の食事に2人前をペロリと平らげるという大食漢で、体重130キロの肥満タイプ。途中で休憩するとイヤになってしまうので、決して休まずに食べ続けるという作戦が功を奏したようだ。

 一方、わずか3分差で2位(賞金3,000元)となったのはやせ型の劉超強さん(男性)。ちなみに100分以内で完食したのは、彼ら2人だけだった。

 呂さんの優勝を祝い、友人たちは鍋料理でパーティー。当然、鍋には貢丸が欠かせないが、呂さんは「もう当分食いたくないよ」。

 なお、この祝賀イベントで販売した貢丸の売上金は、日本の東日本大震災への義援金として寄付されるそうだ。