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台湾大哥大、富邦momoの筆頭株主に【図】


ニュース 商業・サービス 作成日:2011年4月11日_記事番号:T00029270

台湾大哥大、富邦momoの筆頭株主に【図】

 台湾大哥大(タイワン・モバイル)は8日の董事会で、傘下の大富媒体科技を通じ、テレビショッピングチャンネル「富邦momo購物台」を運営する、富邦集団傘下の富邦媒体科技の株式51%を富邦金控創投から取得することを決議した。取得額は1株141.84台湾元、総額83億5,000万元(約245億円)。9日付工商時報が伝えた。

 

 阮淑祥・台湾大哥大広報担当は出資について、「富邦momo」が業績好調で、台湾大哥大のモバイルショッピング事業展開に役立つことが期待できるためと説明した。また、富邦媒体科技が北京市のケーブルテレビ(CATV)最大手、北京歌華有線電視網絡と合弁で、富邦歌華商貿を設立していることも好感している。

 中国化学製薬(CCPC)も富邦媒体科技の株式1.45%を取得する予定だ。富邦媒体科技への出資比率は、▽台湾大哥大、50.63%▽富邦金控創投、13.35%▽東元集団(TECO)傘下の東安投資、10.96%▽韓ロッテホームショッピング、10.96%▽CCPC、2.98%──となる。

 富邦金控創投はこれまで富邦媒体科技に67.45%を出資していたが、金融持ち株会社(子会社含む)の非金融事業に対する出資が15%以下に6月から規制されるため、株式の売却を決定した。

 台湾大哥大の蔡明興董事長と富邦金控の蔡明忠董事長は兄弟で、それぞれ互いの会社の副董事長を務めている。