ニュース 鉄鋼・金属 作成日:2011年4月11日_記事番号:T00029274
中国鋼鉄(CSC)が8日発表した3月売上高は、鉄鋼製品価格値上げや受注増加を受けて206億8,900万台湾元(約607億円)と前月比29.09%増(前年同月比6.89%増)の大幅増となった。証券会社によると同月の税引前利益は55億〜60億元とみられる。第1四半期通期の連結売上高は前期比は9.23%減、前年同期比6.13%増の565億600万元だった。9日付蘋果日報などが伝えた。
CSC主管は今後の見通しについて、3月に相次いで台湾向け製品価格の値上げを行ったため、4〜5月は増収が続くと予測。ただ、原料コストが第1四半期だけで12%上昇、第2四半期も合わせると40%以上上昇する見込みで、東日本大震災による発注切り替え効果はあるもののそれほど大きくなく、5〜6月は利益が縮小するとみている。
また、今月半ばにCSCが発表する6月の台湾向け価格について、市場で20〜30米ドルの値上げが予測されているが、中国鉄鋼最大手の上海宝鋼集団(バオスチール)は7日、5月の製品価格で昨年9月以来の値下げを発表しており、アジア鉄鋼市場の需要に陰りが見える中、CSCの価格動向に注目が集まる。
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