ニュース 電子 作成日:2011年4月11日_記事番号:T00029283
11日付工商時報が電子部品業界関係者の予測として報じたところによると、米アップルが6月に開催する開発者向けイベント、WWDCでタブレット型パソコン「iPad」次世代機種を発表し、早ければ7月にも発売する可能性がある。「iPad3」が早くも投入されれば、東日本大震災で部品不足に苦しむタブレットPCメーカーに対するアップルのリードがさらに広がり、鴻海精密工業、宸鴻集団(TPKホールディング)など関連メーカーの下半期業績に大きく貢献することになる。
電子部品業界関係者によると、アップルは先週「iPad3」の部品認証を終え、タッチパネル、光学部品など関連メーカーが生産準備に入ったという。「iPad3」導入は、高速パケット通信規格「HSPA+」や次世代の高速移動通信規格「LTE(ロング・ターム・エボリューション)」など先端技術を導入して他のタブレットPCメーカーに打撃を与えると同時に、現行の「iPad2」にみられる設計上の問題点を改善する目的があるとみられている。
「iPad2」は、70万画素と30万画素のCMOSセンサーを搭載したデジタルカメラレンズが両面に付けられ、フロントカメラはVGA画質(最大30fps)、バックカメラはハイビジョン画質(HD720p)での録画が可能だ。ただ9.7インチ画面で表示すると死角ができることなどにユーザーから不満の声が相次いでいる。
iPhone5もQ3発売か
業界関係者の予測によると、「iPad3」発売と前後して、アップルのスマートフォン「iPhone」次世代機種「iPhone5」も第3四半期に市場に投入される見通しだ。なお、「iPhone5」向けの台湾部品メーカーの第2弾認証は、早くて4月末とみられている。
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