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中上級管理職、53%の企業が社内から登用


ニュース その他分野 作成日:2007年10月2日_記事番号:T00002929

中上級管理職、53%の企業が社内から登用

 
 台湾企業で中上級の人材が不足している現状が、人材コンサルタントの米DDI社が1日発表した調査結果で分かった。調査によると台湾企業の61%が、「今後5年間、上級管理職に有能な人材を得ることが困難」と答え、37%が「中級管理職に有能な人材を得ることが困難」と回答した。また、「今後5年の関連職務における需要」に対し、53%の台湾企業が「社内から登用」と答え、世界平均の37%を大きく上回った。

 DDI台湾支社の葉庭君運営総監によると、台湾では欠員が出た場合、ほとんどの企業で内部からの登用を選ぶ。これは台湾市場にはハイテクと金融業が多く、これらの業界では市場に対し敏感で反応の早い人材を求めており、台湾人こそこうした特質を備えていると考えられているためだという。

 このため、もし営運長(COO)、財務長(CFO)、執行長(CEO)などの高い職位が空席となった場合、ハイテク企業では、ほぼ100%台湾人人材から探し、金融企業でも外国人から探すのは2割程度に過ぎないという。