ニュース 電子 作成日:2011年4月12日_記事番号:T00029307
花旗環球証券(シティグループ・グローバル・マーケッツ)など外資系証券会社は11日、米アップルの主要生産委託先である鴻海精密工業が、過去半年以内に納品価格の引き上げに成功した点を挙げ、タブレット型パソコン「iPad」関連業務が第2四半期以降、黒字転換を果たすとの見方を示した。12日付工商時報が伝えた。
証券会社の予測によると、鴻海のiPad業務は、第1四半期に損益が均衡した後、第2四半期からは2~3%の営業利益率を確保できる見通しだ。スマートフォン「iPhone」の営業利益率も4~5%に上昇するとみられる。この結果、鴻海の今年下半期の営業利益率は全体で3.3~3.4%が見込まれる。
シティグループ・グローバル・マーケッツの張凱偉アナリストは「和碩聯合科技(ペガトロン)がiPhone、広達電脳(クアンタ・コンピュータ)がiPadの受注を目指すとはいっても、垂直統合型の生産体制がなく、コスト面の優位性もない。今後2年間に鴻海以外のメーカーがiPhoneとiPadで利益を出すことはできないとみている」と述べた。
張アナリストは、鴻海の売上高に占めるアップル向けの比率は、今年は35%に達すると予測した。
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