ニュース 電子 作成日:2011年4月12日_記事番号:T00029313
4月上旬のDRAM契約価格は、シリコンウエハーの供給不足を懸念するパソコンメーカーが前倒しで在庫補充を開始していることから、平均約6%の上昇となっているもようだ。12日付電子時報によると、南亜科技の単月の上げ幅は5〜10%の見込み。現在2ギガバイト(GB)DDR3モジュール価格は18米ドルまで上昇していることから、2ギガビット(Gb)チップのオファー価格は2米ドルを回復しているとみられる。今後もウエハー不足が続けば2GBモジュール価格は20米ドルまで上昇する可能性もある。
メモリーメーカーによると、日本での地震発生後、一部台湾DRAMメーカーはシリコンウエハーの供給不足から、一時は4月の減産実施も検討したという。しかし、在庫の取り崩しとウエハーの代替調達で現在も正常な生産を維持しているようだ。
ただ半導体メーカーによると、現在のウエハー在庫は1〜2カ月間の需要を支えられるものの、シリコンウエハー世界2大手の信越半導体とSUMCOの生産能力が通常水準まで回復していない中、5月以降の生産に支障が出る可能性もある。
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