ニュース 電子 作成日:2011年4月13日_記事番号:T00029339
日本の内需不振や家電エコポイント制度の期限切れに加え、東日本大震災による影響で、液晶パネル大手のシャープが減産を強いられる中、同社と関係が深い鴻海科技集団(フォックスコン)が、シャープの液晶パネルの販路拡大を支援する社内チームを組織したことが分かった。13日付電子時報が伝えた。
鴻海のシャープ支援チームは、取引先のソニーに対し、シャープ製液晶パネルの売り込みを図っているという。ソニーは鴻海に液晶テレビの生産を委託しており、鴻海はソニーからの受託生産分にシャープ製液晶パネルを使用する方針とみられる。
このほか、鴻海系列の液晶パネル最大手、奇美電子(チーメイ・イノルックス)は、シャープとの液晶パネルの相互供給を強化する方針だ。奇美電はシャープから40インチ以上の大型液晶パネルの供給を受ける代わりに、シャープ向けに20~30インチの液晶パネルを受託生産する方針とされる。
業界関係者は鴻海の動きがシャープの液晶パネル在庫の解消に一役買うとみている。鴻海は「社外のうわさにはコメントしない」として、確認を避けた。
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