ニュース 電子 作成日:2011年4月13日_記事番号:T00029341
13日付工商時報によると、東日本大震災の影響による半導体用12インチシリコンウエハーの供給ひっ迫は、早ければ5月末にも現実となる見通しだ。頻発する強い余震や、夏の電力使用制限などの懸念材料に加え、今回被災した日本3工場が世界生産量の30%を占めることが背景にある。
同紙によると、被災で操業を停止した信越半導体の白河工場(福島県西郷村)とMEMCの宇都宮工場(栃木県宇都宮市)は近く一部生産ラインを再稼働し、5月末までには震災前の生産量を回復したいとしている。SUMCOは12日、米沢工場(山形県米沢市)の一部生産再開を発表したところだ。
なお信越半導体は、三益半導体工業や長野電子工業などグループの他工場で代替生産を開始した。SUMCOは伊万里工場(佐賀県)で使っていない設備による生産も検討している。
このほか、半導体の製造工程で必要な洗浄液の原料、過酸化水素を生産する三菱ガス化学の鹿島工場(茨城県神栖市)が操業を停止している。同社の世界シェアは60%に上り、在庫は4月分までしかないため、半導体産業生への影響が懸念される。
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