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警備員の労働時間上限、1日10時間に短縮


ニュース その他分野 作成日:2011年4月14日_記事番号:T00029350

警備員の労働時間上限、1日10時間に短縮

 行政院労工委員会(労委会)は13日、民間警備会社の警備員による通常労働時間の上限を現行の1日12時間から10時間に短縮するとともに、残業分を含め、1日の労働時間を12時間までとする行政ガイドラインをまとめた。来年5月1日から適用する。14日付工商時報が伝えた。

 また、4週間当たりの通常労働時間は168時間を超えてはならず、それを上回る分には残業手当の支払いを義務付けた。今回の措置は、警備員として就労する8万人の勤務形態に影響を与える見通しだ。

 労委会は長時間労働による過労死が目立つ業種のうち、就労人数が多い警備員について、労働時間の見直しを進め、行政ガイドラインをまとめた。

 一方、台北市政府労工局が、警備員、航空機の客室乗務員、不動産仲介業など38業種について、毎月の労働時間上限を現行の312時間から260時間に短縮する方針を打ち出したことに関連し、労委会は同市側と意見交換を行うとともに、同市の権限を尊重する立場を示した。