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バイオ医薬品業界、タンパク質新薬の臨床試験好調【表】


ニュース 医薬 作成日:2011年4月14日_記事番号:T00029358

バイオ医薬品業界、タンパク質新薬の臨床試験好調【表】

 台湾のバイオ医薬品業界では、タンパク質新薬3種が相次いで米国で第3相臨床試験の開始が認められ、早期商品化に期待が高まっている。14日付工商時報が伝えた。

 最近、米食品医薬品局(FDA)から第3相臨床試験の実施が認められたタンパク質新薬は、▽新東陽集団系のポラリス・グループによる肝臓がん治療薬「ADI−PEG20」▽基亜生物科技(メディゲン・バイオテクノロジー)による肝臓がん治療薬「PI88」▽中裕新薬(タイメド・バイオロジクス)の抗エイズ治療薬「TMB−355」──の3種。このほか、植物新薬や小分子医薬品を含めると、少なくとも5種が第3相臨床試験に入っている。

 特に肝臓がん治療薬については、発売が認可されれば、毎年10億米ドル程度の需要が見込まれるという。ポラリスのADI−PEG20は、5~6月にも第3相臨床試験が開始される。

 中央研究院の翁啓恵院長は、「1~2種類の新薬は2014年に発売され、国際舞台へのデビューが見込まれる」と指摘した。