ニュース 電子 作成日:2011年4月14日_記事番号:T00029368
奇美電子(チーメイ・イノルックス)は13日、総額320億台湾元(約920億円)の増資を行うことを決議した。過去2年では最大規模の増資で、調達資金はタッチパネル事業の強化などに充てる。14日付経済日報が伝えた。
同社の大規模な資金調達は、合併前の旧群創光電(イノルックス・ディスプレイ)が2009年に480億元の協調融資を受けて以来となる。
奇美電は今年、1,000億元に達する設備投資を計画している。設備投資規模は昨年の873億9,300万元をやや上回る見通しだ。同社は今年3月の業績説明会で、設備投資の70%は第6世代、第8.5世代の大型液晶パネルの製造プロセス改善に、残りを中型パネルやタッチパネルの増産に充てると説明していた。
こうした中、奇美電は鴻海集団(フォックスコン)がタブレット型パソコンの生産を大量受注したことを受け、中台3工場でタッチパネルの増産に乗り出すなど、タッチパネルの戦略的重要性が高まっている。
奇美電は世界最大の第5世代、第6世代の液晶パネル生産能力を生かし、タブレットPCに使われるIPS(横電界)方式の液晶パネルの生産に参入する構えだ。
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