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中国の液晶パネル調達団、6月に訪台へ【表】


ニュース 電子 作成日:2011年4月14日_記事番号:T00029369

中国の液晶パネル調達団、6月に訪台へ【表】

 中国のテレビメーカーによる液晶パネル調達団が、6月に台湾を再び訪れる見通しとなった。中国の国務院台湾事務弁公室は13日、調達規模が3,000万枚、総額55億米ドルに上るとの見通しを明らかにした。液晶パネル市場は低迷が続いており、台湾メーカーにとって大きな恵みとなりそうだ。14日付工商時報が伝えた。

 13日の台湾株式市場では、報道を好感して、奇美電子(チーメイ・イノルックス)、友達光電(AUO)、中華映管(CPT)、瀚宇彩晶(ハンスター・ディスプレー)などパネルメーカー各社の株価が1~3%上昇した。

 中台経済交流の深まりを受け、中国側の業界団体、中国電子視像行業協会の白為民副会長は、2009年から毎年、調達団を率いて訪台している。中国による台湾からの液晶パネル調達額は、09年の43億米ドル、10年の約50億米ドルと順調に増え、台湾パネルメーカーの主要顧客に浮上している。中国の液晶パネル市場では奇美電が32%、AUOが16%のシェアを握っている。

 今年6月の白副会長訪台時には、スマートテレビ産業の連携を目指す「両岸智慧電視産業聯盟」の結成も検討される見通しだ。