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フォルモサ高速山崩れ事故、公的賠償の対象に


ニュース 社会 作成日:2011年4月15日_記事番号:T00029378

フォルモサ高速山崩れ事故、公的賠償の対象に

 毛治国交通部長は14日、昨年4月に基隆市七堵区内のフォルモサ高速公路(国道3号)で起きた山崩れ事故について、人為的なミスの有無にかかわらず、公的賠償の対象とする考えを表明した。15日付中国時報が伝えた。

 問題の事故では、犠牲者4人の遺族は、公的賠償を要求していた。行政院はこのほど、公的賠償に応じる決定を下し、犠牲者1人当たり800万~1,100万台湾元(約2,200万〜3,160万円)の賠償金が支払われる見通しとなった。

 一方、関係者の責任問題をめぐっては、交通部台湾区国道高速公路局が、人為的なミスはなかったと判断した上で、斜面の管理に関する資料への記述が不十分だったとして、同局北区工程処の処長ら6人を処分したにとどまった。しかし、処分が甘過ぎるとして、世論の批判が高まったことから、監察院は交通部に是正を要求。呉敦義行政院長も交通部に処分見直しを求めた。