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昨年利益好調の金融業界、大部分が3%以上賃上げ 【表】


ニュース 金融 作成日:2011年4月15日_記事番号:T00029382

昨年利益好調の金融業界、大部分が3%以上賃上げ 【表】

 15日付工商時報によると、昨年の利益が好調だった金融業界では、大部分が既に賃上げを実施、または賃上げを検討しており、賃上げ率もほとんどが7月に計画されている軍人・教員・公務員の3%を上回るようだ。また各社は今年、利益に応じた賞与も支給するとみられ、同賞与が賃上げによる通年の給与増加額を上回るケースもありそうだ。

 昨年の税引前利益が37行合計1,800億台湾元(約5,200億円)を超えて過去最高だった銀行業界では、中国信託商業銀行と華南銀行が4月1日、それぞれ平均4%、3.03%の賃上げを実施した。政府系の台湾銀行、土地銀行、合作金庫銀行は、公務員の賃上げ実施後に決定する予定だ。賃上げ率も公務員と同水準と予測される。

 保険業界では、中国人寿保険が2月に3〜10%の賃上げを実施済みだ。

 また元大金融控股は既に、子会社も含め例年通り春節(旧正月)明けに従業員の評価に応じて3〜5%の賃上げを実施。台新金融控股も先日の董事会で、金融危機後で初となる3〜5%の賃上げを決議した。富邦金融控股は5月に3%以上賃上げすることが確定しており、国泰金融控股は公務員に準じて3%の全面賃上げを検討中だ。