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リチウムイオン電池のLICO、上海電気と提携


ニュース 自動車・二輪車 作成日:2011年4月15日_記事番号:T00029387

リチウムイオン電池のLICO、上海電気と提携

 リチウムイオン電池メーカーの鋰科科技(LICOテクノロジー)は14日、中国の上海電気集団と提携することで合意した。双方は実験室を設置するとともに、今年下半期にも合弁で新会社を設立し、中国の電気自動車市場に進出する。15日付経済日報が伝えた。

 LICOは合弁の目的について、「中国のバッテリー市場や電気自動車によるリチウムイオン電池需要に対応するため」と説明した。

 新会社は資本金4億人民元(約51億円)、出資比率は各50%で、バッテリーセル、バッテリーモジュールを生産する大型工場の設置に向けた準備を進める。工場の設置先としては、安徽省合肥市、上海市が候補に挙がっている。

 LICOは聯華電子(UMC)とバイク大手の三陽工業(SYM)が出資するリチウムイオン電池メーカーで、山東省煙台市に生産拠点を置いている。昨年の売上高は12億台湾元(約34億5,000万円)だったが、今年はバッテリーセルの大量出荷で、売上高が27億元に達し、黒字転換が見込まれている。一方の上海電気は香港上場企業で、送電・配電設備を主力に、最近は風力、太陽光発電などに参入している。