ニュース 電子 作成日:2011年4月15日_記事番号:T00029399
15日付電子時報によると、SUMCOと台塑集団(台湾プラスチックグループ)の合弁シリコンウエハーメーカー、台塑勝高科技(フォルモサ・サムコ・テクノロジー)が、東日本大震災によるウエハー供給不足を受け、12インチウエハーの月産能力を現在の18万枚から30万枚まで増強する計画だ。ただ、量産開始は2012年初めとなる見込み。
震災後、台湾積体電路製造(TSMC)や聯華電子(UMC)、南亜科技など台湾半導体メーカーが台塑勝に緊急発注を行っており、また同社も「台湾メーカーへ優先的に供給する」としているため、同社生産ラインは12インチ、8インチウエハーともに稼働率が100%に達している。
半導体関係者は、シリコンウエハー世界2大手のSUMCOと信越化学工業は復旧を急いでいるが、不安定な電力供給や余震などの影響で生産能力の100%回復は難しく、半導体産業で材料供給がストップする可能性は依然存在すると指摘している。
なお台塑勝は化学材料の多くを日本からの調達に頼っているが、「7月分まで在庫があるほか、欧米で代替品を探しており、心配ない」と強調した。
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