ニュース 電子 作成日:2011年4月15日_記事番号:T00029400
太陽電池用シリコンウエハー大手の中美矽晶製品(シノアメリカン・シリコン・プロダクツ、SAS)は14日、半導体用シリコンウエハー部門とサファイア基板部門を分離し、新会社を発足させることを董事会で決議した。分割基準日は10月1日を見込む。15日付工商時報が伝えた。
新たに設立されるのは、半導体用シリコンウエハー部門の「環球晶円」とサファイア基板部門の「藍宝科技」の2社で、当面はSASの全額出資子会社となるが、1年以内に新規株式公開(IPO)を目指す。SASは太陽電池用シリコンウエハー事業に注力する。
SASは来年以降、2社の株式を放出し、持ち株比率を60~70%に引き下げる。売却益は負債解消に充て、2年以内に無借金経営の実現を目指す。
SASの盧明光董事長は「株主は(分離する)2社の収益を享受できる上、株式売却益の恩恵も受けられ、絶対にプラスになる」と説明した。
SASの現在の売上構成は、太陽電池用シリコンウエハーが70%、半導体用シリコンウエハーが30%近く、サファイア基板が2~3%となっている。
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