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太陽電池3割減産も、スポット価格続落で【図】


ニュース その他製造 作成日:2011年4月18日_記事番号:T00029416

太陽電池3割減産も、スポット価格続落で【図】

 18日付蘋果日報が業界関係者の話として報じたところによると、太陽電池価格続落を受け、一部メーカーは4月の設備稼働率を1~3割引き下げている。

 太陽電池市場では、3月下旬から価格が大幅に下落し、スポット価格は1ワット(W)当たり1.15台湾元(約3.3円)を割り込んだ。安定していたはずの受託生産でも出荷縮小や一時停止が聞かれ、欧州市場の需要見通しも不明瞭なため、第2四半期もハイシーズンながら低迷が見込まれる。

 近年生産能力増強に積極的だった大手メーカーは、設備稼働率を上げてコストを削減したいところだが、受注が少ない上に、シリコンウエハーなど原料価格の高さにも直面している。新日光能源科技(ネオソーラーパワー)の許嘉成財務長(CFO)は、「ポリシリコンやシリコンウエハーも価格が下落しているとはいえ、値下げの余地はまだ大きい」と値下げを訴えた。

 業界各社は今年も生産能力増強を計画しているが、実施時期を先送りするメーカーも出ているようだ。