ニュース 石油・化学 作成日:2011年4月18日_記事番号:T00029420
台塑集団(台湾プラスチックグループ)は、米大陸の自動車・電子産業の発展による石化製品の需要拡大を見込み、米国でエチレンプラントの増設、および石化製品の生産能力増強に来年21億米ドルを投じる。2014年末〜15年初めの稼動を目指す。18日付経済日報が伝えた。
米テキサス州ポイント・コンフォートの生産拠点で、年産能力をエチレンで45万トン、プロピレンで40万トン増やし、第6ナフサ分解プラント(通称六軽、雲林県麦寮郷)に次ぐ、エチレン207万トン、プロピレン114万トン規模に引き上げる。現地の頁岩(シェール)層から採取される天然ガス、シェールガスを用いるため、エチレン生産コストは1トン当たり400~500米ドルと、ナフサ分解による製法と比べ800~900米ドル割安となる。グループ所有のガス田でシェールガスの自社採掘を手掛けるようだ。
石化製品の生産能力増強は、▽エチレン酢酸ビニル共重合樹脂(エチレン・ビニル・アセテート、EVA)▽ポリプロピレン(PP)▽塩化ビニルモノマー(VCM)▽ジクロロエタン(EDC)▽ポリ塩化ビニル(PVC)──など。
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