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花博閉幕まで残り6日、入場者が目標の800万人に


ニュース 社会 作成日:2011年4月19日_記事番号:T00029439

花博閉幕まで残り6日、入場者が目標の800万人に

 台湾初の国際博覧会、「台北国際花卉博覧会(花博)」の入場者が17日、目標としていた延べ800万人を突破した。この日は入場者が799万9,500人に達した時点で、800万人目を選ぶ抽選券1,000枚が配られ、多くの入場者が、雨天にもかかわらず長蛇の列を作った。

 800万人目に当せんしたのは、全期間パスポートを持ち、もう100回も会場に足を運んだという台北市士林区在住の羅貴雲さん(64、女性)。賞品の5つ星ホテルスイートルーム宿泊券(22万台湾元相当)を贈られた彼女は、「まさか当たるとは」と思いがけず舞い込んだ幸運に大喜びだ。


800万人達成を喜ぶ郝龍斌台北市長(前列中央)(17日=中央社)

 ただ、25日の閉幕式まで1週間を切った花博だが、17日時点でまだ148万枚の前売りチケットが未使用のままだ。期間中の入場者は850万人を超える見通しだが、使われずに終わる前売りチケットは、最終的には110万枚以上に上ると予測されている。

 前売りチケットは2009年10月から2段階で約626万枚が発売されている。第1段階での前売りは特に割引率が高く、276万6,000枚のうちの多くは、市政府支援が目的で中華電信(約39万枚)、内科発展協会(約15万枚)など33法人が購入したものだが、一方で「趙」という名の女性名義による約28万枚など個人のまとめ買いもあり、利ザヤを稼ぐことが狙いだったとみられる。

 前売りが大量に残っている原因は、まとめ買いをしすぎてさばき切れなかった可能性も考えられるが、総合プロデューサーの丁錫鏞氏は、単に時間がないなどで来られなかったケースが最も多いとみている。

 さて、花博最終日の25日は式典やパレード、夜市など盛りだくさんのイベントに彩られて閉幕を迎えるが、人気の高い夢想館や未来館、真相館は、7月1日に改めて営業が再開される予定だ。入場料は100元前後となる見通しだという。