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奇美電のIPSパネル、良品率向上進まず


ニュース 電子 作成日:2011年4月19日_記事番号:T00029455

奇美電のIPSパネル、良品率向上進まず

 19日付電子時報によると、液晶パネル大手の奇美電子(チーメイ・イノルックス)は、アップルのタブレット型パソコン「iPad」用パネルを受注したものの、昨年日立ディスプレイズから供与されたIPS(横電界)方式技術を利用したパネルの良品率向上が進まず、依然アップルの認証が受けられていないもようだ。業界関係者によると奇美電は現在、5月の同パネルの認証通過および量産開始に向け、良品率改善に努力しているという。ただ、同社は観測に対し「ノーコメント」としている。

 一方、同日付工商時報が外電の報導を基に伝えたところによると、今年を「3D(3次元)元年」と位置付ける奇美電はこのほど、米DDD社と、今後奇美電の液晶パネルにDDD社の3D映像処理ソフト「TriDef(トライデフ)」を搭載するライセンス契約を結んだ。

 奇美電は3月に上海で開催されたフラットパネルディスプレイ展覧会、「FPDチャイナ2011」で、今年は23.6〜65インチの全視野角対応、高精細度(HD)、省エネ効果を備えた3Dパネルを発売すると宣言。今年中国向けに300万枚の出荷を見込んでいる。