ニュース 電子 作成日:2011年4月19日_記事番号:T00029460
東日本大震災によるサプライチェーン断裂への懸念、消費者の購買意欲に陰りが見えること、海外大手半導体メーカーの在庫が高水準にあることなどから、台湾積体電路製造(TSMC)、聯華電子(UMC)などファウンドリーは第2四半期、売上高が下向く可能性がある。19日付電子時報が報じた。
台湾のIC設計業者の第1四半期業績および第2四半期予測から、アップル製品向け以外の需要に楽観できる要素が乏しいことは明らかだと同報は指摘。また各市場の需要は、米国が安定的に回復している以外は、欧州で不振が続き、日本は一時的に凍結状態、中国など新興国もインフレ問題に直面している状況と分析。こうした中、クアルコム、ブロードコム、テキサス・インスツルメンツ(TI)などは在庫水準が高まっており、今期は、在庫調整が進められるとの観測が出ている。
証券会社や市場調査機関は、既にファウンドリーの今期売上高予測を下方修正しており、TSMCは前期比横ばいか微減、UMCはやや下降との見方が出ている。
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