ニュース 運輸 作成日:2011年4月20日_記事番号:T00029469
経営破綻で2008年5月から運航を休止していた遠東航空(ファーイースタン・エア・トランスポート)は18日から運航を再開したが、台北松山~金門線で19日に運航された2往復の平均搭乗率は14.39%にとどまり、うち1便は乗客がわずか3人と、乗員(5人)より少なかった。同社は今月13日に運航許可を取得したばかりで、旅行会社経由の航空券販売ができなかったためだと説明している。20日付工商時報が伝えた。
同社の張綱維総経理(樺福建設董事長)によると、大手旅行会社経由の航空券販売が5月1日から始まり、一部の便は予約率が70%に達しているという。
交通部民用航空局は同社に対し、金門線を1日4往復に増便することを許可した。5月末には6往復への増便が見込まれ、小三通(金門島~アモイ間の海路を利用した中台ルート)の乗船券とのセット販売が容易になるとみられる。
ただ、遠東航空再建の先行きについて、投資家保護中心の邱欽庭董事長は19日、裁判所が認めた再建計画は、同社の旧株主の権益をまったく無視したもので問題があるとした上で、再建による利益を少数の新株主が独占するならば、新株主は「ハゲタカ」にほかならないと批判した。
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