ニュース 金融 作成日:2011年4月20日_記事番号:T00029470
富邦集団の蔡万才総裁は19日、創業50周年記念パーティーに出席し、「今後50年は海外進出を本格化し、最も国際化が進んだ金融グループを目指す」と述べるとともに、進出先として中国を最重要視していく方針を強調した。20日付工商時報が伝えた。

蔡総裁は、台湾の銀行業界は各行の経営規模が似通っており、過当競争に陥りやすい環境にあるため、大型金融機関への脱皮は難しいと指摘。今後50年は海外進出と合併・買収が重要になるとの認識を示した。
傘下の富邦金融控股は、銀行、生保、損保、リース、投資信託の各分野で一斉に中国進出を図り、中国に台湾と同様の金融持ち株会社を発足させることを最終目標に掲げている。
蔡総裁は、中国やベトナム以外に進出するかとの問いに対し、「中国市場は非常に大きい。中国市場を掌握できれば、限りない発展が可能だ」と述べ、中国市場を最優先していく姿勢を強調した。
富邦金控は、香港法人の富邦銀行香港を通じ、2008年に福建省のアモイ銀行に19.99%を出資し、中国進出を果たしている。同社は今後、富邦銀行香港の上場を廃止し、アモイ銀を台北富邦銀行からの直接出資に切り替えることを検討しているとされる。
台湾のコンサルティングファーム初のISO27001(情報セキュリティ管理の国際資格)を取得しております。情報を扱うサービスだからこそ、お客様の大切な情報を高い情報管理手法に則りお預かりいたします。
ワイズコンサルティンググループ
威志企管顧問股份有限公司
Y's consulting.co.,ltd
中華民国台北市中正区襄陽路9号8F
TEL:+886-2-2381-9711
FAX:+886-2-2381-9722