ニュース 電子 作成日:2011年4月20日_記事番号:T00029488
20日付電子時報によると、東芝はNAND型フラッシュメモリーの供給量が5〜6月に半減すると川下メーカーに通知した。ただ東日本大震災の影響で、コンシューマ向け電子製品の需要自体も弱まったため、川下顧客からNANDフラッシュの供給不足を懸念する声は上がっていない。
東芝がNAND型フラッシュメモリーを生産する12インチウエハー工場は三重県四日市市にあり、被災地でも電力制限の対象でもないが、シリコンウエハーの供給不足を見越した減産のようだ。
メモリー業界関係者によると、NANDフラッシュやDRAMメーカーの多くは5月末までのシリコンウエハーの在庫を確保しているが、半導体用シリコンウエハー大手の信越半導体とSUMCOが100%の生産再開はいまだ困難な状況で、5月以降が懸念される。
ただ、NANDフラッシュの4月契約価格は引き続き上昇したものの、スポット価格は小幅に下落した。川下が東日本大震災後に大量の在庫を確保したが消化しきれなかった上、第2四半期は例年コンシューマ向け電子製品のオフシーズンに当たるためとみられる。さらに、タブレット型パソコン市場でアップルの「iPad2」人気に押され、その他メーカーの展開が鈍っていることも要因とみられる。
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