ワイズコンサルティング・グループ

HOME サービス紹介 コラム グループ概要 採用情報 お問い合わせ 日本人にPR

コンサルティング リサーチ セミナー 経済ニュース 労務顧問 IT 飲食店情報

看護師・薬剤師の過酷な勤務実態、長庚と栄総がワースト


ニュース 医薬 作成日:2011年4月21日_記事番号:T00029502

看護師・薬剤師の過酷な勤務実態、長庚と栄総がワースト

 民間団体の医療改革基金会は20日、主要総合病院の職場環境に関するランキングを発表し、林口長庚紀念医院(桃園県亀山郷)、台北栄民総医院、高雄栄民総医院をワースト3に選んだ。21日付蘋果日報が伝えた。

 同基金会は、林口長庚紀念医院の看護師はまるで「コマ」のようで、1人で8~9人の患者の世話をしていると指摘。台北栄民総医院の薬剤師は、毎日100枚の処方せんを処理しなければならず、まるでロボットアームのようだったと形容した。

 行政院衛生署は、来月から病院に対する新たな評定制度をスタートさせる予定で、看護師や薬剤師の適切な配置も評価項目に含まれるとし、規定を満たさなければ評定をパスできないと説明した。

 医療改革基金会の劉梅君副董事長は「健保支出は毎年3%のペースで増えているのに、病院の人件費は年々減少している。十分な労働力を確保できないため、医療関係者が過労に陥りやすくなっている」と指摘。衛生署に対し、看護師や薬剤師の配置を増やす方向で基準を強化することを求めた。