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家電サンポに王文洋氏が出資か、董事会復帰も


ニュース 家電 作成日:2011年4月21日_記事番号:T00029508

家電サンポに王文洋氏が出資か、董事会復帰も

 家電大手、声宝(サンポ)の陳盛沺会長は20日、台塑集団(台湾プラスチックグループ)の創業者、故王永慶氏の長男、王文洋・宏仁集団総裁から支援のための資金提供の打診を受けていることを明らかにした。21日付経済日報が伝えた。

 王総裁はサンポの株式3%を出資する大株主に浮上しており、6月に行われるサンポの董事会改選では、董事への復帰が見込まれている。

 一方、陳盛沺氏の会長ポストは、サンポでは名誉職だが、董事会改選では陳茂榜文教基金会の名義で董事会への返り咲きを目指す意向だ。

 陳盛沺氏は2004年、サンポと傘下の空調用コンプレッサー最大手、瑞智精密の董事長を務めていたが、瑞智の対中投資に絡む法令違反案件で、経営の一線を退き、グループの経営を弟の陳盛泉氏(現サンポ董事長)に任せていた。

 陳会長は「王総裁は電子業界で豊富な経験があり、サンポの董事に就任する意向を持っている。陳盛泉董事長が率いるグループの経営を再び盛り上げていきたい」と述べた上で、「今回のことは陳盛泉氏も知っており、経営権を奪うために復帰するのではない」と強調した。