ワイズコンサルティング・グループ

HOME サービス紹介 コラム グループ概要 採用情報 お問い合わせ 日本人にPR

コンサルティング リサーチ セミナー 経済ニュース 労務顧問 IT 飲食店情報

ASE、上海に中国初のR&D拠点設置へ


ニュース 電子 作成日:2011年4月21日_記事番号:T00029515

ASE、上海に中国初のR&D拠点設置へ

 半導体パッケージング・テスティング(封止・検査)最大手、日月光半導体製造(ASE)は、上海市浦東新区の張江高科技園区に、同社にとって中国初となる研究開発(R&D)センターと上海本部を設置する計画だ。3期に分けて開発し、建築面積は11万6,000平方メートル。うち第1期が4万2,000平方メートルで、2012年に業務開始予定だ。21日付電子時報が報じた。

 また、同社が中国4カ所目の生産拠点として上海市浦東新区金橋に建設中の封止・検査工場は、下半期に量産開始予定だ。同工場は技術水準が比較的高いワイヤボンディング・パッケージング・テスティング(封止・検査)を中心とする。

 一方台湾では、高雄市・楠梓加工出口区(輸出加工区)のK15工場で設備搬入を始めたほか、昨年5月末に着工したK12工場も今年下半期に稼働予定だ。さらに同区第2園区に9億米ドルを投じて工場を設置する計画もある。

 今後は、労働力需要の高い生産ラインを中国へ移管し、技術水準の高い生産能力は台湾に残しつつ、中台の生産能力を増強し、シェア拡大を目指す。