ニュース 電子 作成日:2011年4月21日_記事番号:T00029516
南亜科技、華亜科技(イノテラ・メモリーズ)、力晶科技(パワーチップ・テクノロジー)のDRAM大手3社は20日、第1四半期の業績を発表し、純損失が3社合わせて180億4,100万台湾元(約513億円)に上った。各社とも昨年第4四半期よりは損失額が減少したものの、依然価格低迷が響いた。21日付経済日報などが伝えた。
3社の純損失は多い順に▽南亜科、90億3,200万元(前期比11%減)▽パワーチップ、49億6,500万元(同40%減)▽イノテラ、40億4,400万元(同13%減)──。
DRAM価格は第1四半期以降、回復傾向にあり、南亜科によると契約価格は第2四半期通期で10%以上上昇するとみている。東日本大震災で下半期の供給不足を懸念する川下メーカーが発注に積極的なことから、第3四半期もさらに10%の上昇余地があるとみており、業績改善への貢献を期待している。
なお、南亜科は第2四半期末、イノテラは第3四半期末までに、全標準型製品を42ナノメートル製造プロセスでの生産に切り替え、年内に30ナノプロセスの導入も始める。パワーチップは第2四半期中に40ナノプロセスによる2ギガビット(Gb)DDR3チップの生産を強化する。
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