ニュース 金融 作成日:2011年4月22日_記事番号:T00029529
中国銀行業監督管理委員会(銀監会)の劉明康主席が23日から6日間の日程で初めて台湾を訪れる。25日には台湾の行政院金融監督管理委員会(金管会)の陳裕璋主任委員と中台間の金融監督協力や追加的な金融市場開放などについて話し合う予定だ。26日には中華民国銀行公会の関係者とも会談を行う。22日付工商時報が伝えた。
劉主席は今回の訪問で、台湾資本の銀行による中国進出拡大に向けた新たなロードマップを示すとみられる。
消息筋は、劉主席が台湾の金融機関に特定地域で人民元業務参入解禁の前倒しを認めるなど、何らかの「手土産」を持参するのではないかと期待感を示した。関係筋は、劉主席による規制緩和提案が中国本土と香港による経済貿易緊密化協定(CEPA)に劣らない内容になるとの見方を示した。
銀行業界関係者は、中国が台湾の銀行に対し、人民元業務参入条件をさらに緩和するならば、中国で外資系銀行や香港資本の銀行に速やかに追い付くことが可能となり、台湾の銀行による中国進出にとって大きなプラスになると指摘した。
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