ニュース 電子 作成日:2011年4月22日_記事番号:T00029539
仏系通信機器大手、アルカテル・ルーセントは21日、中華電信研究所との共同による次世代移動通信規格「LTE(Long Term Evolution)」試験ネットワークの実測結果を発表した。さらにアルカテルは、5月にも台湾にLTE相互接続性テスト(IOT)センターを設置する計画で、今後台湾メーカーと共に世界LTE市場を開拓する考えだ。22日付経済日報などが伝えた。
試験ネットワークは昨年10月に構築、MIMO(Multiple Input Multiple Output)技術によるデータ転送の処理能力などを中心に6カ月間にわたり実測を進めた。定点での実測におけるデータ転送速度は下り最大120メガビット(Mbps)/上り40Mbps。時速281キロメートルで走行する台湾高速鉄路(高鉄)内でのテストでは、下り最大90Mbps/上り34.2Mbpsに達した。接続する基地局の切り替え「ハンドオーバー」もスムーズに行われたという。
アルカテルによると、今回のテストでは宏達国際電子(HTC)のLTE対応スマートフォンや、広達電脳(クアンタ・コンピュータ)傘下の達威電子(クアンタ・マイクロシステムズ)が開発したタブレット型パソコン、合勤科技(ザイセル・コミュニケーションズ)や啓碁科技(WNC)、正文科技(ジェムテック・テクノロジー)のネットワーク機器を使用し、末端機器との相互接続性テストも行われた。
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