ニュース 電子 作成日:2011年4月22日_記事番号:T00029546
22日付工商時報がロイター通信の報導を基に伝えたところによると、液晶パネル最大手、奇美電子(チーメイ・イノルックス)が先ごろ表明した、中小型パネル部門とタッチパネル部門をそれぞれ新会社として立ち上げる会社3分割計画がストップしているようだ。同社2大株主の鴻海科技集団(フォックスコン)と奇美集団との間で協議が難航しているもようで、奇美電のタッチパネル事業展開への影響も懸念されている。
報導に対し奇美電の陳彦松広報担当は、「会社分割はあくまで計画段階にあり、現時点で結論を急いでいない」とコメントした。
業界関係者によると、分割案は奇美電の筆頭株主である奇美集団の利益に直接影響を及ぼすため、新会社の利益計算や親会社となる奇美電へのフィードバックなど細かい点が問題となっているという。
なお経済日報は、同計画の実現は奇美集団創業者、許文龍氏の意向が鍵となり、郭台銘・鴻海董事長が許氏を説得できるかどうかにかかっていると指摘した。
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