ニュース 電子 作成日:2011年4月22日_記事番号:T00029547
サムスン電子LCD事業部の張元基(チャン・ウォンギ)社長が21日、早ければ来月、中国・江蘇省蘇州市で液晶パネル工場に着工することを明らかにした。これについて台湾の業界関係者は、過去の例から今後LGディスプレイ(LGD)も中国での工場設置を急ぐと予想され、友達光電(AUO)や奇美電子(チーメイ・イノルックス)は、中国投資で再び韓国勢に先手を取られ、経営に圧力が加わることになると指摘した。22日付経済日報が報じた。
昨年、サムスンは中国で他の海外大手メーカーに先駆けて7.5世代、LGDは8.5世代の設置許可を取得した。その後2社は、パネル市場の景気低迷を受けて計画の実施を先送りしていた。一方の台湾メーカーは、AUOは提携関係にあるとされる中国・龍飛光電(昆山)が次世代工場設置に認可を受けているが、奇美電は依然、認可を取得していない。
現在、台湾2社は中国市場でのパネルシェアで優勢だが、今後韓国2社が量産を開始して中国テレビメーカーとの提携を進めれば、大きな脅威を受ける可能性がある。
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