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お香店で大爆発、死者4人の惨事に


ニュース 社会 作成日:2011年4月25日_記事番号:T00029552

お香店で大爆発、死者4人の惨事に

 新北市五股区の線香・ろうそくなど祭事用品販売店、「新興堂香鋪」で22日午後8時半ごろ大規模な爆発が発生し、4人が死亡、38人が重軽傷を負う惨事となった。店の前に停められた15トントラックに積み込まれていた大量の打ち上げ花火に引火したことが爆発の原因とみられ、周辺の家屋14棟が全壊、13棟が半壊した。建物の壁が崩れたり、ガラスが割れるなど被害範囲は200メートル以上にわたり、爆風の強さを物語った。専門家は現場の状況から「手りゅう弾100個が同時に爆発したほどの威力」と分析している。


まるで砲撃を受けたかのような事故現場。同店関係者のほか、たまたま通りかかった自動車の男性も犠牲となった(23日=中央社)

 25日付蘋果日報が、警察の調べを基に報じたところによると、今回の事故で死亡した「新興堂」店主の陳邱隆さん(34)は事故当日、桃園県の花火メーカー、万達煙火に立ち寄っていたことが分かった。同社は今月1日に爆発事故を起こし、製造停止命令および花火および火薬の撤収を命じられていた。

 このため陳さんが、万達煙火から調達した花火を店の倉庫に運んでいる途中、「新興堂」に立ち寄った際に爆発事故が起きたとみられている。ただ、桃園県消防局が万達煙火を調べたところ、花火の在庫量に大きな減少はみられなかったため、依然、爆発した花火の出どころについて詳しい調査を進めている。