ニュース 電子 作成日:2011年4月25日_記事番号:T00029577
パソコン受託メーカーによる、USB3.0対応ホスト・コントローラーチップの台湾メーカーへの調達切り替えが進んでいるもようだ。同チップ世界最大手のルネサスエレクトロニクスが22日、東日本大震災により停止していた那珂工場(茨城県ひたちなか市)で6月15日に前倒しで生産を再開すると発表したものの、完全復旧には至らないとみられることや、第2四半期はPC部品の在庫積み増しシーズンで同チップの需要も高まっていることが背景にあるようだ。25日付工商時報が伝えた。
同紙によると、ヒューレット・パッカード(HP)、デルなど大手PCブランドのサプライチェーンでは、USB3.0コントローラーチップの在庫が早ければ5月末に底をつく見通しで、同チップを手がける鈺創科技(イートロン・テクノロジー)の盧超群董事長も、日系メーカーが十分な量を供給できない中、台湾への発注切り替えは既に始まっていると語った。
イートロンのほか、祥碩科技(ASメディア・テクノロジー)、智微科技(Jマイクロン・テクノロジー)に切り替え効果が見込まれるほか、智原科技(ファラデー・テクノロジー)も提携パートナーである米フレスコ・ロジックが受注を獲得することで恩恵を受けそうだ。
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