ニュース 金融 作成日:2011年4月26日_記事番号:T00029583
台湾を訪れている中国銀行業監督管理委員会(銀監会)の劉明康主席は25日、行政院金融監督管理委員会(金管会)の陳裕璋主任委員と共同で、中台間の銀行監督管理分野での協力に関する協議体の初会合を開いたが、中台間の金融市場の追加開放など具体的な結論には至らなかった。26日付中国時報が伝えた。
今回は中台の銀行監督機関による初の公式協議だったが、双方は「誠意を持って回答し、積極的に検討、協議していく」と強調するにとどまった。
劉主席の訪台をめぐっては、台湾の銀行が中国に支店を開設すると同時に人民元業務への参入を認めるなど、追加的な市場開放が決まるとの希望観測的な報道が相次いでいたが、銀行業界の期待はぬか喜びに終わった格好だ。
協議後の記者会見では、市場開放の具体的合意内容をただす記者団の質問に対し、金管会の桂先農銀行局長が決まりの悪い表情を見せ、銀監会の范文仲国際部主任が「協議の主な意義は、(銀行の)監督管理に関する協議の場が設けられたことにある」とその場を取り繕う場面も見られた。
協議は今後、中台で交互に開かれ、次回協議は北京市で今年下半期に予定されている。
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